2009年5月16日土曜日

Ubuntuのアンインストール方法

はじめに

Ubuntuは手軽にインストールできるのは大変素晴らしんだけど、Windowsとのデュアルブートを選択するとあとからWindowsに戻すのが大変。最近はWebuiがあるので簡単に元に戻せるみたいだけど、自分は普通にインストールしてしまったので削除するのに苦労した。ここではその備忘録を残す。

状況

Ubuntu9.04をVAIOノート(TypeSZ)にインストールし、デュアルブート環境を準備したが削除したくなった。ちなみにその理由は以下。

  • VAIOでUbuntuを使用してるとき、Fanがまわりっぱなしでうるさい。
  • やっぱデュアルブートではなくて専用のモバイルPCでプログラミングしたい。しかも電車の中でw
  • ということで、Dell inpusiron Mini 9を買うことにしたので取り合えずいらなくなった。
  • リカバリディスクは作成済み(Vistaインストールディスク)。これがないと戻せなくなるので注意。
などなど。

作業手順

Ubuntuでやる作業

Ubuntuを削除するには、Linuその物の領域、Swap領域、Grub領域の3つを削除する必要がある。 まずは、VAIOにUSBを差し込み、ライブUbuntuを起動する。その後端末を開き

$ sudo gparted

でパーティションツールを起動する。

  • VAIO(Windows)は通常の領域(NTFS(/dev/sda2))の他にリカバリ領域(NTFS(dev/sda1))もあり、2つのパーティションで構成されている。
  • Ubuntuは、 extended(/dev/sda3)という拡張領域に、ext3(/dev/sda5)、 linux-swap(/dev/sda6)の二つの領域が入れ子状態で入っている。
  • 最初の状態では、鍵マークがついていて、パーティションを削除することができない。まずは、swap領域をオフにすることで、鍵マークがとれる。
  • その後、ext3, linux-swap, extendedの順番で削除する(この段階では、実際に削除される分けではなく、マークするだけ)

最後にMBR上のブート領域(GRUB)を削除する。これはLinuxからはできないようなので、Windows側から削除する必要がある。 (MBRとは、ハードディスクのパーティション情報が書き込んである領域。先頭セクタの512バイトにかかれている。) UbuntuをインストールするとGRUBというツールがMBRに書き込まれデュアルブートできるようになるが、Linuxを削除してWindowsだけにしたいと思っても、エラーになり起動できなくなってしまう。

windowsでやる作業

Ubuntuを削除し、WIndowsだけにするにはGRUBを削除する必要がある。リカバリディスクで起動するとGUIのメニューが起動する1。 その後、コマンドプロンプトを選択し以下のコマンドを実行する。

dos> bootrec /FixMbr

これでMBRが初期化かれ、再起動後にWindowsが起動される2

注釈

Footnotes:

1 当初、LinuxのLiveCDからGRUBを削除する方法があると思ってたが、ネットで調べる限り見つからなかった。結論としては、LinuxではGRUBを削除できず、Windowsのコマンドプロンプトで(fixmbrコマンド)削除する必要があることが分かった。そこで、昔買ったXPのインストールCDを入れて回復コンソールを試そうとしたが、Administratorのパスワードが求められて先に進めない!調べてみると、Vista(Home Edition)にはデフォルトではAdministratorアカウントがないので、事実上XPの回復コンソールは使えないことが分かった。一応VAIOのリカバリディスクは作っていたが、メーカーの工場出荷状態にするだけのものと思い込んでいて、WIndowsのインストールメニューがでずに自動実行されるものと思い込んでいた。。。なので起動時に普通にGUIメニューがあるのには驚いたw。

2 最初、スタートアップ修復を選んだが、うまくいかなかった。その後、コマンドプロンプトを開き、ネットで調べたコマンド fixmbr を実行したが、これはコマンドそのものがインストールされていない。さらに調べるとvistaの場合はbootrec.exeを実行する必要があることが分かった。

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