2008年10月19日日曜日

「スクリプト言語による効率的ゲーム開発 」を読んでみた

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結構前に買ったんだけどやっとこさ読み終わりました。結構おすすめです、これ。




何がいいかというと内容が実践的。著者がプロと謳っているだけあって、この著者は現場をわかってる。冒頭の説明などはゲーム開発の経験ある人なら、うんうん頷きながら読めるはずw。


Luaに関してはほんと駆け足の説明なので、これ一冊でLuaを使いこなすのは厳しい。ウェブ上のリファレンスをみながら、あるいは別のLua入門で補完したほうが良いかもしれない。


スクリプトを実際に活用する部分では、リロードのタイミングや仕組みについて詳細に言及されていて、こんなん自分ひとりで作ってたら絶対思いつかないだろうなと思った。


ゲームオブジェクトの扱いとしては、モダンな言い回しであるActorクラスをつかってLuaのスケジューラで使いこなすという、結構おもしろいつくりです。


Luaは標準ではクラスをサポートしてないみたいだけど、今ある文法を活用してクラスを作る方法などが載っていて便利。ヘルパークラスなんかもあって、これを利用していくうちに自然とLuaの仕組みを覚えられんじゃないかと思う。





ただグラフィックエンジンはSDLを利用してるので注意が必要。個人的にはDirectXが良かったのでちょっと残念だけど、どうせグラフィックまわりは自作するんだしまあいいいか。


この本はより実践的な部分に重きを置いていて、ゲーム開発をする場合に、どうLuaを利用するかが詳しく書かれてるので手っ取り早くLuaをゲームに組み込みたい人にはうってつけだと思う。


スクリプトはアクションゲームに向かねーよとか、個人で開発するんだったらコンパイル十分早いしスクリプトイラネ!とか、メモリは自分で管理しないと気がスマネーズラ!って人も多いかもしれないけど、Luaを使って何かしたい人にはお勧め。自分もLuaでなんか作ろうかとやるきでてきたよw。





ちょっと絶賛しすぎかもw